設備設計について

最近、事務所ビルの設備設計について学んでいます。

今まで考えてきた住宅とは、本当に違うことが多くて、
新鮮であると同時にびびっています。

まだ、実際に設計をしているわけではないので、正しい解釈かどうかはわからないけれど、いくつか感じたことを羅列すると、

ひとつめは、
「ペリメーター」と「インテリア」という概念が、非常に大きな存在としていつも出てきます。
実際、熱的にも、光的にも、計画上も、その特性が異なるので、
そのような概念に分けて考えることのメリットは非常に大きいのですが、
目の前にある図面や数字が、「建物」から離れていく気がして、
ちょっと怖いです。

ふたつめは、設備設計が、「ある答え、正解の設計」に向かっている感が非常に強いということ。
「安全」であることは非常に大切だけれど、「ある基準値を導きだすこと=設計」
になっては、人間がやっている意味がなくなってしまいそう。
ある数値に対して、「よい」のか「悪い」のか、価値判断をその都度しなくてはならない。経験のある人たちの価値判断は、参考にすることろ、学ぶべきところが多いけれど、最終的には、ある数値に対する判断を、自分で考えてするべき。

これは、住宅でも同じでした。
自分の修士論文では、ここに踏み込めなかったため、「設計者の視点」に立てなかった。
数値と感覚をつなぐ経験をたくさん積まないと、自信と責任をもって判断は下せないので、これは、今感じていることを継続するしかない。
前スタジオのみなさんのように、自分も明日から放射温度計持って出勤します笑


ベーシックな、基礎となる知識を得られる環境にいるのは非常に恵まれているので、
無駄にしないよう、自分のスタンスをもって毎日に臨もうと思います。

非常に漠然としたが、
次回からは、具体的なテーマに絞って書いていくかも知れません。
気まずくない程度の具体性で。

ちなみに、ひとりぐらしが始まって2週間が経過しました。
ようやく火を使って生活できるようになってきました。
自炊生活への道は険しい。。
まだ寝坊はしてません。念のため。